初めてのフェレットをお迎えしてフェレットの可愛さに目覚め、「2頭目も欲しい」という希望を抱く飼い主さんは非常に多いです。
私も初めてのフェレットから半年後に2頭目をお迎えしました。
多頭飼育を希望するときに心配しないといけないことが、新しくフェレットを迎え入れることによって起こる「お迎え症候群」です。
お迎え症候群は高確率で発症するので、お迎えする前から可能性として知っておいた方が良いですよ。
フェレットのお迎え症候群とはストレスにより体調を崩すこと
新しいフェレットを迎え入れた際に、環境が変わったストレスで体調不良になったり気性が荒くなり喧嘩することを総称して「お迎え症候群」といいます。
先住の子・新しく迎え入れた子、どちらにも発症する場合があります。先住の子がなる場合は、1人っ子生活(1頭飼い)が長い場合に起きやすいです。
フェレット同士が互いの存在に慣れることによって、ストレスが減り症状が緩和されていきます。
体調不良:食欲不振・軟便
喧嘩:脱糞・失禁・悲鳴・ハンモックは俺のもの
フェレット同士の激しい喧嘩
フェレット同士の相性が悪いと激しい喧嘩に発展します。喧嘩に負けた方が脱糞や失禁を起こしたり、恐がって悲鳴をあげることもあります。
フェレットが噛んでいる場所が相手の首裏なら最初は激しくても仲良くなれる可能性が高いです。一方が遊びでじゃれているだけで、もう一方が極度に恐がっているだけの場合もあります。
脱糞・失禁・悲鳴がない場合はただじゃれて遊んでいるだけです。フェレット同士の遊びはかなり激しいので、最初は遊んでいる光景に飼い主さんがびっくりするかもしれません。
フェレット同士を慣らす方法
新しいフェレットをお迎えしたら、まずは接触させないように別ケージで飼育します。(「アトラス20」などのハードキャリーでも可)
ベビーフェレットに関してはジステンパーワクチンの接種(2回)が完了するまではフェレット同士を接触させません。
ワクチン済みの子でも、耳ダニなど先住の子に感染する恐れがないか病院で検査してから接触させることをおすすめします。
時間をかけて慣らす方法
- ケージ越しで顔合わせ
- ケージは別で一緒に遊ばせる
- 慣れてきたら同一ケージで生活
ステップを踏んでお互いを少しづつ慣れさせる方法です。デメリットとしては少しずつしか慣れないので、いつまで経っても慣れない可能性もあることです。
お互いの匂いがついた布(ハンモック等)をケージに入れたり、同じシャンプーを使用して身体の匂いを一緒にすると慣れやすいです。
短期決戦!荒療治で慣らす方法
- 同一ケージで生活
- ハンモックはあえて一つ
同じ空間にいる時間が長いほどフェレット同士は早く慣れます。同じハンモックを共有することで、お互いの匂いにも慣れます。ただし、喧嘩が激しい場合は最初の数日間はかなり騒がしいです。脱糞や失禁をする場合はケージ内の掃除も大変になります。
フェレットのお迎え症候群まとめ
- お迎え症候群とは新しく迎え入れることで起こるストレス症状
- 食欲不振や軟便・激しい喧嘩など
- フェレット同士が慣れると症状は落ち着く
多頭飼いは、先住の子や新しく迎え入れる子にとって環境がガラリと変わってストレスとなります。フェレット同士が慣れるまでは、フェレットも飼い主も辛抱が必要です。
フェレットたちが新しい環境に慣れてくれれば楽しい多頭飼育の始まりです!
▼サブケージとしても使用可能なハードキャリーバッグ。ハンモック・給水ボトル・エサ入れ・トイレを設置出来ます。(エサ入れは付属、その他別売り)