フェレットは病気になりやすい動物です。高齢期(4歳~)になると特にかかりやすい病気がいくつか存在します。
ここではフェレットのよくある病気について紹介します。
- どんな病気なのか
- 症状
- 原因
- 治療方法
症状が見られた場合はなるべく早く獣医師へ相談することが大切ですよ。
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フェレット三大疾病
高齢期(4歳~)のフェレットの多くがかかってしまう病気です。まれに若いフェレットでも発症することがあります。
リンパ腫(血液の癌)
内容 | 血液の癌。白血球のひとつであるリンパ球が癌化。 |
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症状 | 呼吸困難・咳・体重減少・脾腫・体力低下など。部位によって症状も異なる。 |
原因 | 詳細不明。遺伝的な関与が要因とされている。 |
治療方法 | 抗がん剤・ステロイド薬の投薬・病変のあるリンパ節や脾臓の摘出。 |
インスリノーマ(低血糖)
内容 | 血糖値を下げるホルモン「インスリン」が体内で過剰生成されて低血糖になる。 |
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症状 | 食欲低下・体力低下・寝ていることが多くなる・痙攣・昏睡 |
原因 | 膵臓のβ細胞の過形成や腫瘍化。増殖した細胞によるインスリンの過剰生成。 |
治療方法 | 外的手術による腫瘍の摘出・生活環境の見直し・投薬 |
副腎腫瘍
内容 | 副腎腫瘍から分泌される性ホルモンによる作用。 |
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症状 | 脱毛(副腎腫瘍のフェレットの90%以上) |
原因 | 詳細不明。去勢・避妊手術が原因といわれている。 |
治療方法 | 外的手術による腫瘍の摘出・投薬 |
脊索腫(せきさくしゅ)
内容 | 胎生期にみられる脊索は基本的に脊椎になるが、誕生後も残ってしまった脊索が腫瘍となる。 |
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症状 | 尾の先端に発生しやすい丸い腫瘍。小豆くらいからゴルフボールくらいまで大きくなることがある。小さい場合は特に生活に影響はないが、大きくなると引きずりによる出血や感染に注意。触れば脊索腫の有無がわかる。 |
原因 | 出征後に椎間板の芯として残った脊索が腫瘍化。 |
治療方法 | 尾の先端を切除。 |
治療方法は獣医師と相談をしましょう
フェレットの治療は大きく「手術」と「投薬」に分かれます。どちらが最適な選択なのかは年齢や症状の進行具合などフェレットによって異なるはずです。
そこで大切なのが「インフォームドコンセント」です。
インフォームドコンセントとは、医師が患者に対して
- 治療内容
- 治療期間
- 効果
- 金額
などを分かりやすく説明し、患者に納得してもらい同意を得ることです。
人間の医療現場でよく使われる用語ですが、もちろんペットに関しても大切なことです。治療を開始するかは飼い主の同意が必要になります。
現状を把握したうえで、どの方向性で治療を進めていくか獣医師とよく相談してください。
>>フェレットのペット保険を比較する治療方法を選べる余力資金を持っておこう
獣医師から治療方法を提案されて、どのような道を選ぶかは飼い主次第です。
後悔しない道を自分で選ぶにはフェレットの治療にかかる余力資金を持っていた方がいいです。「お金」が原因で治療が限定されて後悔しないようにしましょう。
我が家はフェレットの投薬生活を選びましたが、それでも月々5,000円程度の出費です。
獣医師からメリット・デメリットをよく聞いて、納得した上で治療に入りましょうね。インフォームドコンセントは大切ですよ。
投薬の強い味方
毎朝 愛飲中
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