フェレット飼い主初心者さんの大難関、爪切りの方法について説明します。
ここでは2人1組で爪を切る方法に関しての説明です。
爪切りはお手入れの基本なので、自宅で切れるようにマスターしましょう!
目次
フェレットの爪を切る場所
切るべき箇所は爪の半透明の部分です。赤い部分は血管なので切らないようにします。
血管から1mm離れたところを切ることがベスト。血管を切ってしまうと血が出てしまいます。慣れていないうちはもっと手前を切っても大丈夫です。
フェレットの持ち方のコツ
爪切りは2人1組で行うと簡単です。爪切りで重要なのは意外にもフェレットの持ち方です。
基本の持ち方
利き手でフェレットを保定(ほてい)して、反対の手でお尻を支えます。保定ができれば簡単かつ安全に爪切りを行うことができます。
- 保定する
- 反対の手でお尻を支える
爪を切る足を引っ込める場合の持ち方
フェレットが爪切りをイヤイヤして爪切りをする側の前足をするっと引っ込める場合があります。爪切りがイヤイヤなフェレットに足を引っ込めさせない持ち方を紹介します。
まず利き手でフェレットの保定をします。反対の手でお尻を支えていた手を諦めます。爪を切る側と反対の前足を抑えます。
フェレットが前足を引っ込める場合、反対側の前足で反動をつけて一緒に動かしています。反対側を抑えることで足を引っ込める勢いをつけさせないようにすることが出来ます。
- 保定する
- 爪を切る側と反対の手を抑える
爪を切る側のコツ
爪を切る側の抑えておきたいコツを紹介します。
爪切りの持ち方
爪切りの持つ角度についてはフェレットの身体に対して90度。フェレットの身体に対して爪切りは直角に持ちます。
片手でフェレットの足を支えて、小動物用の爪切りを使用して爪を切ります。
足先を丸めてしまう場合の対処方法
爪切りを嫌がって足の爪を内側に丸めてしまうことがよくあります。指を内側に丸め込む場合、足を支えている手の親指を肉球へぎゅぎゅっと押し込みましょう。
指を肉球へ押し込むと肉球が広がって切りやすくなります。急にぱぁ~っと開くこともあるので要注意!
爪切り出血時の対処方法
気をつけていても血管を切ってしまうことはあります。出血してもそれくらいで死ぬわけではありません。
万が一血管を切ってしまった場合、指の腹で圧迫して止血します。片栗粉、小麦粉をつけても止血になります。
ティッシュや布類をあてると血液がどんどん流れていくので注意してください。
- 圧迫して止血
- 片栗粉・小麦粉で止血(舐めても大丈夫)
- ティッシュ・布類を使わない
爪切りの頻度は週に1回
基本は週に1回です。爪切りに慣れていない場合は2週間伸ばして切っても大丈夫です。
爪切りをしないで放置していると血管まで伸びていきます。
血管が伸びてくると、爪の切れる部分がどんどんなくなってしまうので1~2週間のスパンできちんとお手入れをしましょう!
フェレットの爪切りまとめ
- 血管から1~2mm離れた場所を切る
- 基本的に2人1組で切る
- 保定する(片足を抑えると良い)
- 爪切りはフェレットに対して90度
- 足を丸めた場合は指を押し込む
- 血管を切った場合は指で圧迫する
- 爪切りの頻度は週に1回
爪切りは基本のお手入れの一つ。フェレットの爪はすぐに伸びてしまうので、ペットショップに頻繁に行くのも大変です。
爪切りは初心者でも頑張ってできるようになるべきスキルです。一人での爪切りは二人での爪切りをマスターしたのちに覚えた方が良いと思います。