フェレットを飼う際に抑えておきたい8個の注意点について紹介します。
きちんと抑えていないとフェレットの命にかかわる事故につながります。フェレットを飼うための環境が整っているかも確認してくださいね。
目次
フェレットは暑さに弱い→熱中症
フェレットは冬の寒さには強いですが、暑さにはとても弱く熱中症になります。
暑さ対策のグッズで乗り切るというのは危険な考えです。
ケージの上に保冷材を置いておけば大丈夫というのは嘘です。多少は涼しいのかもしれませんが、保冷材はすぐに溶けてしまいます。
小手先の対策で真夏の日中を乗り越えるのは大変危険です。
真夏は冷房を24時間フル稼働をする心構えは出来ていますか?冷房に勝る暑さ対策はありません。
エアコンの設定温度は25~26℃
エアコンの威力が弱い場合は設定温度を低くします。24時間フル稼働でも電気代は月に5千円程度、1万円もかかりません。夏場の数か月間(5月~9月くらい)はフェレットのために夏はエアコンフル稼働で頑張って欲しいです。
夏場は熱中症の可能性。エアコンを25~26℃に設定しよう。
フェレットは危機管理能力の欠如→誤飲
フェレットは落ちているものを何が食べ物で何が危険なものか自分で判断することが出来ません。フェレットの行動範囲に食べてはいけないものを置かないようにしましょう。
とても危機管理能力が低い生き物なのです。飼い主が責任を持って危険を排除しなければいけません。
遊び部屋に口に入りそうな小さいものは落ちていませんか?フェレットのおもちゃは破損していませんか?
誤飲したものによっては開腹手術が必要になります。
誤飲の恐れがある場合は動物病院へ。レントゲンを撮影する場合はお腹にエサが入っていると異物が分からないので、ご飯から最低でも4時間後に連れていきましょう。できれば食前に連れて行くのが良いです。
誤飲に要注意。フェレットの行動範囲は綺麗に片付けよう。
フェレットの潜り込み→踏みつけ
隙間があったらソファの下でも、布団の中でもどこでも潜ってしまいます。
見えないところに潜り込んでその上を踏んでしまったら大事故を起こしてしまいます。身体の小さいフェレットは耐えられません。
気づいたら足元にいることもあるので十分に注意してください。
フェレットがどこにいるかをちゃんと把握し出来るように、目の届く範囲で遊ばせます。
小さいお子さんがいる家庭は特に気を遣ってください。お子さんはただ楽しく遊んでいるだけでも、危険な事故につながる可能性も。フェレットが子供を傷つける場合もありますが、その逆も十分考えられます。
フェレットがどこで遊んでいるか把握しておこう。
フェレットは高い場所に上る→転落
フェレットは高い場所に登ることが得意です。しかし猫のようにうまく降りることが出来ません。
数十cmからの転落では致命傷になることはなりませんが、1m以上の高さから転落するとかなり危険です。
フェレットは好奇心旺盛で、カーテン・家具・ケージをうまく伝って使ってかなり高い位置まで登ることができます。
高い位置に登っても、フェレットは自分では絶対に降りれませんからね!
高い位置に登らないように家具などの配置に注意しよう。
戸締りのし忘れ→脱走
フェレットをケージから出しているときは戸締りにくれぐれもご注意ください。フェレットは帰巣本能がないので、「迷子になったら最期」と思って飼育する覚悟が必要です。
高い位置の窓でもきちんと閉めてください。家具などを伝って小窓から脱走するフェレットは多いです。
また、外でお散歩をする場合はハーネスは必須です。
マイクロチップが入っているマーシャルフェレットが運よく保護されたとしても、飼い主情報をきちんと登録していないと意味がありません。
迷子になったら最期。ケージから出すときは戸締りをしっかりしよう。
人獣共通感染症→インフルエンザ
フェレットと人間には人獣共通感染症があります。フェレットから人間へ、人間からフェレットへ感染します。
気をつけないといけないのは冬になると流行るインフルエンザです。フェレットに感染しないように、飼い主が予防接種を受けておくことをおすすめします。
フェレットにインフルエンザをうつさないように予防接種を受けておこう。
首輪・ハーネスの着けっぱなし→窒息・脱毛
フェレットの居場所を分かり易くしたり、お出かけする際に必要な首輪とハーネス。意外と知られていないと危惧しているのが首輪やハーネスによる事故です。
遊んでいる最中に首輪が引っかかってしまい首が締まってしまうことも。また、首を圧迫し続けていると毛が首周りの毛が抜けてしまうこともあります。
必要な時に付けるくらいが良いです◎
とはいっても着けないと慣れないので外出する前に練習は必要です。何事もほどほどにってことですね。
首輪やハーネスは必要なときだけにしよう。
他の動物との接触→動物同士の事故
フェレットは好奇心旺盛でとってもフレンドリー。
犬猫とはフェレットが先住であれば仲良く共存が可能と言われています。犬猫が先住の場合は犬猫の性格が良くないと難しいようです。
また、犬に関しては犬種も重要で猟犬としての犬種は一緒に飼うには向いていません。
一番安全なのは他の動物と接触させないことです。接触させない限りでは、どんな動物も一緒に飼ってOKだと思っています。他の動物と接触させるのであれば、悲しい事故が起こらないように細心の注意を払ってください。
犬猫なら一緒に飼うことも可能。他の動物との接触には事故がつきものなので注意しよう。
フェレット飼育の注意点まとめ
- 夏場(5月~9月くらい)は冷房24時間フル稼働
- 誤飲に注意!危険なものは置かない
- 踏まないようにどこで何をしているか把握する
- 高い位置に登らないように家具の配置を考える
- 脱走をしないように戸締りをする
- インフルエンザの予防接種を受けておく
- 首輪・ハーネスによる事故もある
- 他の動物との接触による事故に気を付ける
フェレットの飼育に関して最低限知らなきゃヤバい注意点を8つ紹介しました。飼育環境を整えてあげないと天命を全うする前に飼い主の責任で死んでしまいます。
安全に気を遣って飼育に努めてくださいね。