多摩動物公園に「キングチーター」と呼ばれるものすごくかっこいいチーターがいます。多摩動物公園の見どころのひとつです。
でも、周りの来園者からは
「チーターって一頭ずつ模様違うんだね~」
と声が聞こえてきます。
キングチーターの激レアさが伝わっていない!!!
これは由々しき事態だ
キングチーターとは
通常のチーターの体には独特の斑点模様がありますが、キングチーターはその斑点がつながり、帯状となるのが特徴です。発見当初は別種とされていましたが、遺伝的な研究によって両者は同種と判明し、キングチーターはチーターの変異個体であることが明らかになりました。
キングチーターの体の模様に関する遺伝子は劣性遺伝子であり、両親双方からその遺伝子を受け継いで初めて2つの劣性遺伝子が対になり(ホモ接合)、特徴のある模様が現れます。世界では野生個体と飼育個体を合わせても、数十頭ほどしかいないという報告もあります。
引用:東京ズーネット
- 帯状の模様
- 模様に関する遺伝子は劣性遺伝子
- 世界に数十頭しかいない
つまり超希少動物なのです。
多摩動物公園のチーター
多摩動物公園で飼育されているチーターは「ナデシコ」「イブキ」がキングチーター。
ここで注目してもらいたいのが
【チーターは「ナガト・ムツ」「イブキ・シュレン」兄弟以外は1頭ずつ交代で登場します。】という一文。
つまり「ナガト・ムツ」「イブキ・シュレン」兄弟は同時に登場します。
「ナガト・ムツ」兄弟は普通の模様のチーター同士ですが、「イブキ・シュレン」兄弟はキングチーターと普通のチーターのため身体の模様が全く異なります。
普通のチーターとキングチーターの身体の模様を見比べるには「イブキ・シュレン」兄弟が同時に展示されている時が絶好のチャンス!模様の違いは一目瞭然です。
とはいっても、体調の変化等で登場するチーターの順番が変わったりするようなので、「何時に行けばキングチーターに会える」かは正直分かりません。私も3回目の来園でようやくお目にかかることが出来ました。
キングチーターの「ナデシコ」は和歌山県のアドベンチャーワールドに引っ越しました。
多摩動物園のキングチーター
実際に「イブキ・シュレン」兄弟が同時に登場している時に見比べてみました!
キングチーターでなくても「チーター」ってだけでものすごくカッコイイですね!シュレンは一般的な斑点模様です。
背中の模様はこんな感じ。
「キングチーター」なんてカッコイイ名前がついていますが、模様以外は普通のチーターとかわりません。
キングチーターに会いに行こう
可愛くて
かっこ良くて
超希少なチーター
それがキングチーター!
とってもかっこいいので、ぜひ本物を見てほしいです。1頭ずつ違う模様なのね~なんて思わずに感動してくれる人が増えたらうれしいですね。