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フクロウカフェ反対派に反論!「虐待だ、廃止しろ!」は極論すぎ

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フクロウカフェの普及により、フクロウカフェの存在が広く認知されつつあります。出る杭は打たれる感じでしょうか、普及と同時に「フクロウカフェは虐待だ!廃止しろ!」なんて言われ始める始末。叩かれ方があまりに理不尽なのでカフェ側の援護をしようと思います。

フクロウカフェ反対派に反論する

フクロウカフェに反対している方々は、きっと動物が大好きで動物愛護精神のある方だと思います。でも、猛禽類を知らない人が「犬猫などの哺乳類と同等」な目線で語っているところもあると思うのです。

短く繋がれて可哀想 → そう思いません

猛禽類をリーシュ(紐)で繋ぐのはカフェに限ったことではありません。自宅でペットとして飼う場合も繋いで飼育する方法があります(係留飼育)。

※足を繋ぐ係留飼育はどの飼育本にも載っているような一般的な飼育方法の一つです。「鷹匠結び」という名前まで付いている結び方で繋ぎます。名前の通り鷹匠の方でもごく普通にこの結び方をします。

これはフクロウの安全を考慮したもの。何人もの人が出入りするフクロウカフェなら尚更です。きちんと繋いでおかないとフクロウ・人間の双方に危険があります。(※ガラス窓への衝突・誤飲などの事故は繋いでいない時に起こります)

リーシュ(紐)が長い方がいいのか?答えはNOです。足に絡む危険性があります。それにフクロウが人間を攻撃出来る射程圏内が広がります。大人しい個体といえども万が一がないとは言えないのです。

そして、「そもそも飛ぶことが好きではない動物」です。種類によって多少異なりますが、基本的にお気に入りの場所から動きません。繋がれずに広いケージにいる動物園のフクロウを見て下さい。筆者は飛んだところを見たことはありません。身近なスズメ等とは違うのです。

フクロウが飛ぶ時はエサを食べる為の「ハンティング目的」が主です。ペット・カフェ・動物園などのフクロウたちは調教中でもない限り、毎日必ずエサを十分に与えられます。エサの確保が約束されていて、ハンティングが不必要なフクロウたちは飛ぶことをどう思っているのでしょうね。

繋いでいるのは「糞尿の掃除が大変になるから」なんて理由だけではないのです。

猫カフェでは繋いでない

うさぎカフェでも繋いでない

鳥カフェでも繋いでない

フクロウカフェだけ繋いでる!

こう思っている方もいると思いますが、他の動物カフェと比較してもしょうがないんですよ。猫もうさぎも小型のインコも足を繋いで飼育しませんが、フクロウには足を繋ぐ飼育方法があるのですから。

水が飲めなくて可哀想 → そう思いません

フクロウカフェの多くはフクロウが展示時間中(営業中)に自由に水を飲める環境ではありません、それは事実です。しかし、猛禽類は「エサから水分を摂取する」ことをご存知ですか?

猛禽類のエサは生肉(ヒヨコ、ウズラ、マウス)。このエサはお腹を満たす為だけではなく「水分補給」の役割を持っています。フクロウは鳥類なので、水分が少なくても生きていける身体の構造をしています。水分でお腹たぷたぷだったら飛べませんよね。

エサ以外からの水分補給については猛禽類のオーナーさんの中でも賛否両論な項目の一つ。エサ以外からも水分補給しなければ体調が悪くなる…のであれば賛否両論にはなりませんよね。エサからの水分補給でも元気に生活出来るのです。

※水入れの設置、水浴びによる水分補給をさせている場所もちゃんとあります

落鳥(死ぬ)の原因

フクロウカフェで次々とフクロウが落鳥(死ぬ)しているという噂。劣悪なフクロウカフェでは落鳥する個体が出てもおかしくないと思います。でもね、落鳥の原因が上記項目ではないと思うのです。

個人的に思っている原因は

  • 人に触られるストレス(休憩時間がない)
  • 体重管理がされていない
  • 温度管理がされていない
  • きちんとエサを与えられず栄養不足

これも憶測でしかないですし、もっと理由があるかもしれません。

短く繋がれていること+水が飲めない≠落鳥(死ぬ)

とフクロウオーナーの筆者は思います。

廃止は極論

フクロウカフェが普及してしまえば、中には劣悪なフクロウカフェがあってもおかしくはないです。それはペットショップにしろ、犬猫ブリーダーにしろ、ペット業界以外にも当てはまることです。

劣悪な場所があるのも事実ですが、「全面廃止にしろ!」は極論過ぎると思うのです。

「一つダメだったら全部ダメ」ってことが違うことくらい子供にだって分かるはず。生体が関わっているからヒートアップしているだけです、落ち着きましょうよ。

筆者は中高生の頃にはもうこの違和感に気付きましたよ。

教師:「一人の悪い行いで全員が悪いと思われるのです!」
筆者:「・・・は?」

感情論出し過ぎ

「可哀想」という気持ちは分かる。でも

「お前がフクロウの立場だったらどうなんだ!」

というのはおかしいと思う。

水飲みたいよ。尿酸作れないし。

足も繋がれたくないよ。エコノミークラス症候群なっちゃうし。

ようするに人間と比較しても無意味

「動物の気持ちが分かるのか!?」

というのも議論にならない。

動物の気持ちなんて100人に聞けば100通りの答えがある、読書感想文のようなもの。

フクロウカフェのフクロウの気持ちも
動物園で飼育されている動物の気持ちも
ふれあいコーナーの動物の気持ちも
リードがないと散歩できない犬の気持ちも

答えなんてないと思う。

どんなに良い意見を言ったとしても、最後にこんな感情論に走られると全体的に意見の信頼性が下がるだけだと思います。

劣悪フクロウカフェがあっていいわけじゃない

劣悪なフクロウカフェを容認しているわけではありません。本来長生きするフクロウが早期にバンバン死ぬのであれば、それは許しがたいことです。そんなフクロウカフェはなくなって欲しいですし、フクロウたちも可哀想です。(赤字にならないのか不思議。経営的にも下手なのでは…)

全面廃止は嫌だけど、劣悪フクロウカフェがなくなる為の規制は入ってもいいと思います。フクロウたちの休憩時間を確保する仕組みがあればと感じます。

※フクロウたちの休憩時間を確保しているフクロウカフェもあります

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フクロウカフェの役割

個人的に思うフクロウカフェの3つの役割をあげてみました。
(飛ばして読んでもいいとこ。)

学びの場

フクロウを飼いたいと思っている方はもちろん、フクロウオーナーにとっても学びの場です。近年はフクロウの飼育方法を教えるイベントを開催するカフェも増えており、数少ない猛禽類に関する情報収集の場です。

フクロウトークの場

フクロウを飼育しているオーナーさんは多くありません。それに加えて理解者だって多くはありません。だからフクロウトークを出来る場所は貴重です。フクロウオーナーだってたまにはフクロウトークに花を咲かせたいのです。

癒しの場

なんていったって可愛い!いろんな種類の可愛いフクロウを実際に見ることが出来るフクロウカフェは癒しの場です。自宅でフクロウを飼っていても、他の種類も可愛いと思うのです。また、フクロウを飼えない人にでもフクロウの可愛さを伝えてくれる場です。

最後に

良質なフクロウカフェがあることを知っている者としては「極度なフクロウカフェのバッシング」は大変心苦しいです。しかもバッシング対象が一般的なフクロウの飼育方法の一部であることに疑問を感じずにはいられません。

もはや問題はフクロウカフェの賛否ではなく

「何も調べず、理解しようとせずに反対する人が多いこと」

選挙にしろ、会社等のコミュニティにしろ、何かを決める際は物事を調べて理解しようとした上で判断すべきだと思います。

それが出来ていないのが
フクロウカフェ賛否の議論

調べて考えて意見する人はともかく、表面上の部分だけを抜粋して非難してる人は実際この議論にあんまり興味ないよね?本当に興味があることだったら調べた上で意見すると思う。

「愛護」はOK
「愛誤」はNG

「愛誤」により拡散された情報でフクロウを大切にしている全ての方に風評被害が出ています。

反対する人は猛禽類とはなんぞや?と少しでも調べた上で意見を述べて欲しい。犬猫・インコとは違う生物なのです。「繋ぎっ放しで水も飲めないから虐待だ!」という意見はとても表面的な話だと思います。

何も調べずに「廃止だ!」という極論を主張するのはやはりおかしい。

賛成派も反対派も生体についてちゃんと調べた上で議論するのであれば、イイところで落としどころを決めれるかもしれませんね。

おしまいっ

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