ペットの飼育で気になるのが「医療費」
誤飲・ケガ・病気など突発的に病院にお世話になると高額な治療費がかかります。そんなペットにかかる高額な治療費への備えが「ペット保険」です。
とくにフェレットは高齢期に「フェレット三大疾病」といわれるくらい頻発する病気にかかります。ほとんどのフェレットは三大疾病のいずれかを患ってしまうのではないでしょうか?
三大疾病のひとつである「リンパ腫」で闘病中のフェレットの飼い主である私がペット保険に加入した方が良いかどうかを考察します。
目次
ペット保険に加入していない3つの理由
結論から言いますと、サイト運営者である私はフェレットをペット保険に加入させていません。ペット保険に加入していない理由を紹介します。
フェレットは闘病期間が短い
フェレットは病気にかかりやすい動物はいえ、闘病生活は犬猫のように長くはありません。長くて2~3年間です。
年間約60,000円の保険料(70%保証)と闘病生活にかかる治療費を天秤にかけたとき、同じくらいになるのではないかと試算しました。
投薬によるリンパ腫の闘病生活にかかる治療費は毎月約5,000円くらいです。
5,000円×12か月=60,000円/年
(5,000円×12か月)×0.7=42,000円/年
もし私が年間約60,000円の保険料を払うならマイナスです。他の病気だとまた異なる可能性もありますが、保険料と保険金はどっこいドッコイなのではないでしょうか。
それなら手続きがない方が良いという考えです。
ケージ飼育と専用部屋で事故の心配が極めて低い
フェレットの飼育には事故がないように最善を尽くしています。基本的にはケージ飼育ですし、遊び部屋もフェレット専用なので事故の要素が極めて低い環境を作っています。
他のフェレットによる感染の心配がない
他のフェレットから耳ダニを感染してくることもあります。私は他の家のフェレットと接触させることはないので、感染の危険性も極めて低いです。
フェレットを連れてオフ会に参加したい方は他のフェレットからの感染にも気をつけなければいけません。
ペット保険に加入した方が良い場合
私はフェレットをペット保険に入れていませんが、入れておいた方が良い場合を紹介します。
フェレットの飼育に自信がない方
フェレットは好奇心旺盛な性格をしているため若いフェレットでも事故が起きやすいです。
誤飲・転落・踏みつけ事故はいつ起こるか分かりません。例えば誤飲の診療でのレントゲン撮影だけで数万円、開腹手術になると10万円くらいは治療費がかかります。
防げる事故ではありますが、はじめての飼育で自信がない場合は保険に加入しておいた方が安心です。
迷子の備えをしたい方
ペット保険の大手「アニコム」では迷子になったペットを探す掲示板が開設されていて有志の迷子捜索隊もいます。必ずしも見つかるとは限りませんが迷子を発見できる可能性が高くなります。
大がかりな外科手術を前提としている方
フェレットのよくある病気では「外科手術」と「投薬」の治療方法に分かれます。どちらを選択するかは病気の内容・年齢によっても異なります。
私は麻酔で目覚めないリスクがあるので外科手術より投薬を選択しますが、外科手術をする場合は治療費が高額になるので保険に入っていると安心です。
治療方法に関しては時と場合によります。
飼育に自信がない場合は保険を考えよう
「突発的な事故や病気」はいつ起こるか分かりません。フェレットの場合、ペット保険に絶対に加入した方がいいというほどオススメはしません。
ただはじめての飼育などで不安がある方にはフェレットの事故は起きやすい傾向にあるので、飼育に不安がある方や大がかりな外科手術の備えをしたい方にはペット保険に加入しておくと安心です。
元気な若いフェレットしか加入はできないので、検討するなら早めに考えておいてくださいね!