イタチ科といえば臭腺を持っていてクサイにおいを放っている印象が強いからか、フェレットはよく「クサイ」と思われがち。
でも実際には違うんです。
フェレットのニオイは日々のお世話で決まります。フェレットのニオイを抑える為の日常的なお世話の方法について解説します。
目次
フェレットはクサイの?ノーマルフェレットとスーパーフェレットの違いについて
「フェレット」は大まかに分類すると2種類存在します。産まれてすぐに生殖腺除去手術と臭腺を取り除く手術をしているかどうかがポイント!
生殖腺除去手術と臭腺を取り除く手術を
していないものを「ノーマルフェレット」
しているものを「スーパーフェレット」
といいます。
日本のペットショップで販売されているフェレットのほとんどは避妊・去勢がされていて、かつ臭腺除去済みの「スーパーフェレット」です。
臭腺がないので強烈な臭いはありません。
DRF(ドラゴンライズフェレトリー)では「ノーマルフェレット」の生体販売をしていますが、ほとんどペットショップには出ません。
ノーマルフェレットをお迎えする方もフェレット愛好家の方が多く、すぐに家族が決まる場合が多いです。初心者が誤って「ノーマルフェレット」を購入することはまずありません。
フェレットの臭いの原因
臭腺がないとはいえ、動物なので多少の臭いはあります。
それはフェレットに限らず他の動物でも一緒!
日々のお世話を怠ってしまうと不衛生になり、飼育部屋の臭いはどんどんきつくなっていきます。「こんなに臭いと思わなかった」と手放してしまう人もいるんだとか。
逆に言えば、お世話次第で臭い軽減出来ます。
日常的なお世話は臭い対策になる
具体的な臭い対策を紹介します。
ハンモック等の布類を交換する
フェレットの身体のにおいよりも、ケージ内に入っているハンモックやマットの方がにおいがきついです。一度使用済みハンモックのにおいを嗅いでみると分かるのですが、濃縮されたフェレグランス(フェレット臭)がします。
これを放置するのは部屋が臭くなる原因です。最低でも週に1回は取り換えましょう。それでも気になるようでだったらもっと短い期間で交換してください。
最低でも週に1回はハンモックを取り換えること!
トイレを清潔にする
どのペットでも糞尿が一番のにおいの原因です。トイレ掃除はしっかり行いましょう。最低でも朝晩の2回は必須です。トイレが汚いとトイレ以外の場所で排泄したりもします。
トイレ掃除をするのはもちろんですが、トイレのしつけが出来ていない場合はトイレ以外での排泄もにおいの原因です。トイレトレーニングをしっかり行ってください。
消臭性が高いトイレ砂を使用するのも◎
また、トイレ掃除後の排泄物の処理が甘いこともニオイの原因です。使用済みのトイレ砂やペットシートをビニール袋へ入れて放置していませんか?ビニール袋ではニオイの遮断は出来ません。
蓋つきのゴミ箱などでゴミの日までは隔離する、またはニオイを遮断するゴミ袋を利用することをおすすめします。
- 朝晩の2回はトイレ掃除をする
- トイレトレーニングをする
- 掃除後のトイレ砂を放置しない
ケージ内の掃除
トイレを設置していても、フェレットはトイレを出入りするので足裏の汚れがケージに付着することもしばしば。トイレ砂の粉がケージ内に落ちることもあります。
毎日ケージ内を簡単にミニほうきで掃き掃除をし、最低でも週一でケージ内を拭き掃除してください。可能ならもっと頻繁に行うとより良いです。常に清潔にしておくことが臭い対策になります。
- 毎日ケージ内の掃き掃除をする
- 週に1回はケージ内の拭き掃除をする
お風呂に入れる
フェレットも月1程度でお風呂に入れてあげましょう。体臭を抑えるだけでなく、皮膚病の予防にもなります。
ペットショップでプロにおまかせが一番ふわふわになりますが、自宅で入れるのがコスト的には良いですね。
月に1回程度はお風呂に入れよう!
フェレットのニオイ対策まとめ
- ハンモック等の布類の交換
- トイレを清潔にする
- ケージ内の掃除
- お風呂へ入れる
フェレットの臭いは日々のお世話で軽減可能!日々清潔を保つように心がけていればフェレットのにおいは軽減し、そしてフェレットも快適に生活することが出来ます。
日常的なお世話をしっかりして清潔を保ちましょう。