フェレットの飼育を検討した時に
寿命が―――
病気が―――
と言われることが多いですが、寿命や病気は飼い主側でコントロールすることが難しいところです。
一方で飼い主側でコントロールできることはしっかりと管理していきたいところ。しかし、飼い主のコントロールできるはずにも関わらず起きてしまう事故が
誤飲
です。
誤飲は命に直結する事故である
動物にとって「誤飲」は命に直結する重大な事故です。本来食べ物でないおもちゃの破片などを飲みこんでしまい、お腹に詰まってしまいます。
- 運が良ければ排便で排出。
- 運が悪ければ開腹手術。
- 最悪の場合は死亡。
誤飲の恐れがある場合はすぐに動物病院へ行きましょう。
フェレットにとっての誤飲物
フェレットは食べ物でなくても口に入ったものを飲みこんでしまいます。ここではフェレットが飲みこむ恐れのある「誤飲物」の例を紹介します。
トイレ砂・ペットシート
トイレ砂やペットシートといった飼育用品として必須アイテムの中にも誤飲物の原因となるものは含まれます。
トイレ砂は水分を含んで砕けるものを推奨します。ペットシートで遊んで裂いてしまうようならシートの利用は控えましょう。いくら便利なものでも安全性には変えられません。
- 固まる系トイレ砂
- 掘って遊んだペットシート
ジョイントマット
防音対策として床に敷くことが多いジョイントマットも実は誤飲の原因になることがあります。ジョイントマットを掘って遊んでいるうちはまだいいですが、稀に噛んで遊んでしまうフェレットもいるようです。
ジョイントマットの素材はやわらかいので、フェレットが噛んだら簡単に千切れてしまいます。
ジョイントマット
おもちゃの破片
フェレットは犬歯が鋭いので、おもちゃが壊れてしまいます。壊れたおもちゃをそのまま使用していると破片を飲みこんでしまい誤飲の原因となります。
壊れかけのおもちゃの使用は控えた方が良いです。数百円のお金をケチってしまうことが命取りに。
壊れかけのおもちゃ
ビニール袋
フェレットは潜ることが好きなので、スーパーなのでもらえる「ビニール袋」の中に潜ることも大好きです。
しかし、爪で引っ掻いて穴が空いてしまったり噛んで遊んだりするようなら要注意!
ビニール袋は破けやすいだけに誤飲の原因にもつながります。
破れたビニール袋
毛玉
フェレットは毛繕いによって身体の毛を飲みこんでしまいます。ある程度は仕方ない部分もあるのですが、食べた毛が蓄積するとお腹の中に毛玉が出来て詰まってしまうことがあります。(毛球症)
特に換毛期には「ラクサトーン」などの毛玉除去剤を使い対策をした方が良いです。
毛玉対策もしっかりと!
その他
上記以外の誤飲物を紹介します。
- イヤホンのゴム
- 消しゴム
- 口に入るサイズの小さいもの全般
- チョコレートなど(人間の食べ物全般)
誤飲を防ぐためにの注意点
- 部屋を片付ける
- 壊れたおもちゃを使わない
- 目を離さない
誤飲するおそれのある小さなものをフェレットが遊ぶ部屋に置いておかないことはもちろん、ケージの外で遊ばせている時には目を離さないように注意してください。
フェレットに関する事故はフェレットがどこで何をしているか分からない時に発生します。どこで何をして遊んでいるかをきちんと把握してくださいね。
誤飲事故が起きない環境作りが大切です。
まとめ:フェレットの誤飲に気をつけよう
フェレットの誤飲するおそれのあるものまとめ!
- トイレ砂・ペットシート
- ジョイントマット
- おもちゃの破片
- ビニール袋
- 毛玉
- 小さいもの全般
- 人間の食べ物全般
動物にとって誤飲は命取りになる事故です。フェレットはどれを食べてもOKかの区別することはできません。飼い主側でしっかりとした管理をしてください。
もし、誤飲の疑いがあればすぐに動物病院へ行くことを推奨します。
おしまいっ
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