フェレットが複数匹始まると激しいバトルをすることがあります。ペットショップなどでは複数匹同じケージに入っているので、ペットショップのケージ内でいきなり始まることも。
フェレット同士のバトルを初めて見る人は「喧嘩してる!大丈夫なの?」と思うかもしれません。
しかし、フェレット同士のバトルにはきちんとルールがあり遊んでいるだけです。今回は実際にフェレット同士が遊んでいる動画を見ながら多頭飼育の遊び方について紹介します。
フェレット同士の激しい遊び
フェレット同士の激しいバトルは人間の子供で例えると【プロレスごっこ】、じゃれて遊んでいるだけなのです。フェレット界の総合格闘技といえるでしょう!
フェレット界の総合格闘技ルール
フェレット同士の遊びにはフェレットたちの暗黙のルールがあります。
きちんとルールを守っているので喧嘩ではありません。この格闘技のルールを見てみましょう。
- パンチOK!
- キックOK!
- 引きずりOK!
- 首裏のみ噛んでOK!
【首裏のみ噛んでOK】が重要なルールです。
首裏は、お母さんフェレットが小さいフェレットを運ぶ際に噛む場所なので痛くありません。
フェレット同士のバトルをよく見てみると、首裏以外は噛んでないことが分かります。いかに相手の後ろを取るか・・・必死に背中を取ろうとする姿にほっこりします。
格闘技を観戦しよう
ルールを確認したところで実際にバトルを観戦してみましょう。
↑ 男同士の熱いバトル!妹:「ちょっと通りますよぉ~」
フェレット同士のバトル、動きが激しい割に意外にも無言で行われます。決して音声を消しているわけではありません。
くっくっくと楽しそうに相手を追いかけていることもあります。きっと楽しいのでしょう。
噛める場所は相手の首裏のみ・・・
相手に首裏は取られまいと攻防する必死さがとても可愛いです♪
我が家のバトルは放牧中のケージ外で行われます。ケージ内に戻すとすぐに休戦し、大人しくなります。広い場所で思いっきり遊ぶのが好きなようです。
どったんばったん音がするので、ジョイントマットを敷いて対策しました。
ルール違反:首裏以外を噛む場合
まれに【首裏のみ噛んでOK】という暗黙のルールを破ってしまう子がいます。尻尾を噛んだり足を噛んだり…そういった子は、フェレット同士で遊びなれていない子かもしれません。
小さ過ぎるうちにお迎えされてしまったがために、ショップのケージ内でフェレット同士での社会性を身に付けることが出来ていなかった。
もしくは、お迎えしてからずっとひとりっ子で他のフェレットとの交流がない子はルール違反をしてしまうことがあります。
一方的な場合
バトル中に相手が脱糞や失禁をしてしまう場合は、遊びの域を超えて「やりすぎ」です。新入りをお迎えして先住のフェレットと顔合わせをした場合などに起こります。
先ほどの動画で登場したフェレットたちも幼い頃は体格差があって一方的でしたが、大きくなって体格差がなくなると同等の立場でバトルが出来るようになりました。
可哀想だからといって引き離すといつまで経っても仲間入り出来ないので、徐々にでも良いので交流は持たせてくださいね。
まとめ:フェレットの遊び
首裏のみ噛んでOKのルールのもと遊んでいるだけ!
傍から見るとまるで喧嘩でもしているかのよう。でも、フェレットたちにとってはフェレット界での社交性を身に付ける場でもあります。
瞬間的な動きが多いこのバトルをすることで筋肉も付きます。運動量も確保出来ます。
仲が悪いわけではないので、バトル直後に寄り添って寝たりもします。ペットショップでバトルを見かけた際は温かい目で見守ってあげて下さいね。